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海外レポート

オランダの畑作農家リナスさんを訪ねて

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 2012年09月14日

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オランダは畑作でも世界をリードしている。本誌の視察ツアーで訪ねたジーランド州の畑作農家リナスさんを紹介したい。FAO統計によれば、2010年小麦の平均反収は891kg/10aで世界一。 ジャガイモも常に世界のトップ3だ。ビートやニンジンも世界ベスト5に入る。

 干拓で拡大した国土は四分の一が水面下。リナスさんの畑も海抜マイナス1m。それでも、地下水位は1m程度に保たれる高度な灌漑(排水)技術。肥えた土とともに夏場の長い日照と冷涼な気温が麦やジャガイモの高収量をもたらす。さらに、オランダでは栽培技術だけでなく様々な民間の農業コンサルタントたちが農業のレベルを上げている。オランダでは70年代に官営の普及事業が廃止され、それが農業を発展させた。

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