ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

海外レポート

オランダの畑作農家リナスさんを訪ねて

  • 『農業経営者』編集長 農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則
  • 2012年09月14日

  • この記事をPDFで読む
    • 無料会員
    • ゴールド
    • 雑誌購読
    • プラチナ


 干拓でできた農地。国中に張り巡らされた水路と農地整備。水路や圃場周りの草刈は受益者としての農家の責任であり、それを怠る農家には罰金が科せられる。農地や用水の保全管理にまで補助金の出る我が国となんと違うのだろう。リナスさんの話を聞いて、なんて日本の農家は甘やかされているのだろう。そして日本農業の不幸とは、自らが補助金中毒になっていることを自覚していないことだと思った。

 リナスさんの経営は、85haの畑地で麦、加工用ジャガイモと種ジャガイモ、ビート、タマネギ、スイートコーン等。昨年の麦収量は10a当たり900kg、加工用ジャガイモも5.5t。単価は日本と比べるとはるかに安い。穀物農業へのEUの補助金は出ているが、日本の補助金レベルと比べればその金額ははるかに少ない。さらに同家では、奥さんが中心になって我々のような非農家向けのバーベキューのサービスや週二日は農家版のデリカテッセンのコーナーを農場の中に作っている。

 そして、そんな両親の背中を追う子供たちは、作業を手伝い、自分も農業をしたいと話していた。

関連記事

powered by weblio