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海外レポート

農耕の源流エジプトを往く

エジプトは知られざる稲作大国である。収量は堂々の世界一位、生産量世界15位、輸出量10位の地位を占める(FAOSTAT2009)。決して恵まれているとはいえない圃場条件と機械装備だが、現地の農家は「コメは儲かる」と口々に笑顔で話してくれた。

 エジプトで稲作とは驚く方もいるかもしれない。何を隠そう、エジプトは世界3位のジャポニカ米輸出国である。しかも、稲作の近代化に寄与したのは日本人の技術者だ。1970年代に始まった 国際協力機構による支援は今も続いている。

 歴史を紐解けば稲作導入は古代ローマ時代。アレキサンダー大王がアジアから故郷に持ち帰り、その後エジプトに伝播したといわれる。

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