ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

バイオ農業先達国、フィリピンに行きましょう!(2)


それを見て、私は「入国しません! トランジットエリアで一泊します」と宣言してしまった。弱冠20歳のビンビンお兄ちゃんの堂々とした態度に恐れ慄くかと思いきや、入国審査官は「それじゃー、入国はしなくても良いから、検疫を受けてくれ」と言い30mほど離れた小部屋に連れて行かれた。

部屋に入ると入国審査官と検疫担当者はコソコソ話を始めた。そして、再度パスポートの提示を求め、 「スモールポックス(天然痘)の予防注射をしていませんね」「もし注射をしたくなければ、一人100ドル支払なさい、さーどうする?」と注射針に手を伸ばしているではないか。あ~これで一本盛られて、あの世行きなのか、まさか金髪・ブルーアイとの親善交流なしに、この男どもから私のお尻の未体験ゾーンを……と妄想しながらも、私は慌てず、「予防注射は特定の地域に行く場合に必要で、マニラの飛行場にいる限り必要はないと聞いています」と威風堂々と答え、ドアを開け退出した。

実はそのとき私は一人ではなかった。中標津、別海からは男性2名が、音威子府からは女性1名が農業研修に向かっていた。その女性が半べそをかき始めた、とでも書けばコラム的には面白いのだが、後から聞くところでは何を言っているのかわからずキョトンとしていたと言う。

怪しい検疫小部屋を出ると、やはり入国審査官と検疫官が追っかけて来た。「さーどうする?」と思った瞬間、目の前にKLM(オランダ)の制服を着たクルーが歩いてきたので、すがる思いで助けを求めた。そしてこの10分間に起きたことを説明すると彼らは「あ~、その飛行機に乗って我々もシドニーに行くんだよ、ついて来なさい」と言う。実はアムステルダム発マニラ経由シドニー行きも遅れて到着していたのである。そうです、あの2人の官憲は我々を騙そうとしたのです。遠巻きに覗きこむ官憲は小銭を稼ぎ損ねたことに地団駄を踏む様子がはっきりと読みと取れました。


幻のスギ花粉症緩和米

ここまでのことを経験したら、普通の人はフィリピンの地に足を踏み入れてみようと思うだろうか? まっ、英語ができない、どこかの農協・観光ツアーに参加するスケベ―野郎は目的が違うから行くんだろうな……。そんな連中とは違い、岩見沢、南幌、長沼のまじめオヤジ軍団は今回2月1から4日までのフィリピン・ツアーを行なうに当たって、自分なりに思い悩むこともあったが、この10数年のフィリピンでのバイオ(GM)のめざましい発展を見ると、やはり現場を見るのが一番だと考え直すこととなった。

関連記事

powered by weblio