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西田裕紀のあの農場はこうして採用に成功した

採用した人材の活かし方

農場スタッフを採用されている農業経営者の中には、今までに「やる気のある、農場にとって辞めてほしくないスタッフに限ってなぜか辞めていく」という経験のある方は多いのではないでしょうか? その理由は一概には言えませんが、辞めてしまった有能なスタッフは「独立のために辞めた」可能性があると考えられます。

 まず、採用した人材は大きくわけて2パターンに分かれると考えてください。サラリーマン志向と独立志向です。サラリーマン志向の方は文字通りですが、他業界と農業界での圧倒的な違いは「独立志向の方が多い」ということです。

私の経験では、農業の仕事を希望している方で、独立を考えている、またはすぐにではなくてもいずれ農業で独立したいと考えている方は全体の半数以上いると実感しています。これは、他の業界と比べると非常に高い数字ではないかと思います。
 農業はそんな甘くない、独立したってうまくいくははずがないとお思い方も多いでしょう。現実に成功できるのは少数だと私も思いますが、農業で独立したいと考えている人が多いのも現実です。

 実際のところ独立希望の方に限って「有能で仕事を覚えるスピードが早く、手放したくない人材」である可能性が高いものです。「独立希望者が多い」ことと「独立希望者に有能な方が多い」という事実を前提とした人材育成の体制を作ることが、採用した人材を活かす上で非常に重要です。

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