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人生・農業リセット再出発

改善士


 たった4日間で40億円を削減する改善の国際専門家。10年間で総額1兆円分の公共事業の改善に乗り出し、コスト縮減総額2,000億円を実現させた業界屈指のコンサルタント。

 こうした実績が評判を呼び、全国から問い合わせが殺到。今や約6カ月待ちの状況だという。

 1964年に京都で生まれた横田尚哉さん。大学で土木工学を学び、就職。個別の設計より国づくりが大事と自分を国士と位置づけ、やがて改善士と銘打って独立する。

 彼は言う。

 「『なぜ?』と過去を5回も問いながら問題の原因とカイゼンを追究していくトヨタ方式などの過去思考は、後ろを見ながらこぐボートと同じで、水面に残る航跡だけが進路の判断基準になります。いわば原因と結果論の前例主義で、既存の枠組みや発想から抜け出せず、これからの世界の潮流についていけなくなりますね。それに比べ前を見ながらこぐカヌーは過去と関係なく、目標設定や最短距離を自在かつ身軽に組み直せる未来“志向”といえます」

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