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人生・農業リセット再出発

改善士



 「なぜ?」の発想は、改善はできても新しいものは生まれない過去の再現化である。これが「何のため?」の発想であれば、目標達成の本質である自由で無限な未来志向となる。

 前例や実績、記録やルールに頼るトレンド思考は、「1+1=2」であると理屈でしか理解しようとしない左脳に似ている。反対に、ゼロベース思考は、過去はゼロにリセットしてこだわらず、現在を出発点として未来に新しい可能性と理想を描いて挑戦する。そして、イメージした願望をかなえさせる自動操縦の潜在意識は全能の右脳人間となる。

 彼の方法論は、目指す先が明示される右脳的直観イメージのガイドライン思考であり、一挙手一投足を指示した左脳的な理屈マニュアル思考では不測の事態に直面したときに役に立たたないとみている。

 また、彼は目標達成に役立つものだけが活きた情報であり、それ以外はただの知識だという。これはルーズベルト大統領が発した成功法則、「できる、できないは考えないで、0.5秒で手を挙げること、その後にどうすればできるかを考えればよい」に似ている。

 日常はこうである。25分間は他のことを一切しないで仕事に集中し、5分間の休憩を取るワンセット仕事術のポモドーロ・テクニックをはじめ、毎朝4時に起床し、3時間集中して仕事、8時には家を出て喫茶店で仕事、会社への到着は11時、夕方5時には仕事を切り上げ、夜8時以降はオフに切り替える。メールは5秒以内に返信するそうだ。

 30年後の子供たちのため、輝く未来を遺したいという信念。ノウハウを潔く公開する改善士。思考テクノロジーをきわめる国士である、若き精鋭に心から声援を送りたい。

 「近くを見る者は貧し、遠くを図る者は富する」(二宮尊徳)

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