ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

危機に直面する伝統産地 そこにある問題と可能性

電照菊(その1)原油高への対応


 マーコのホームページには農業を取り巻く困難として、異常気象や不透明な経済情勢、需要低迷、海外との競争激化とある。これらを前に青山房生代表は次のように決意を述べている。

 「原点に立ち返り会社理念にもありますように『お客様に喜ばれる商品を提供する』ことにたどり着きました」

 産地での取材が終わったいま、青山氏がいう「お客様本位」に立ち返って乗り越えていこうとする困難に、筆者は重油高も加えていいという思いを強くしている。重油高への対応は省エネ技術や複合経営に切り替えるだけでなく、マーケットにどう適合していくのかを追及した先にみえてくるのではないか。次号からそのことに触れながら、電照菊の産地復興のあり方をみていきたい。


注:農水省は2006年度を最後に、市町村別の農業産出額の統計を取ることを止めている。

関連記事

powered by weblio