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あの機械この技術 私の取扱説明書

高品質小麦の1t穫りを目指す



その後、徐々に拡大し、積極的に機械を導入した。現在の経営面積は51haで、秋小麦、ジャガイモ(生食用メークイン)、ビート、小豆を輪作する。そのうち自作地は45haで自宅周辺の3km圏内にある。

小麦づくりは40年目のベテランだ。同農場で活躍するのは「なでなで君」。徒長を抑えて丈夫な茎を育てる目的で用いる。1回1往復で12回かける。播種前にプラソイラによる排水対策を行なってプラウで起こす。今年は「全体的に葉色が薄く、花がダラダラ咲いた」ため、尿素だけでは足りないと判断して、6月にNA550を10a当たり20kgほど追肥した。毎年、気象条件は異なるが、圃場を観察しながら、適期作業のタイミングを逃さない。安定した品質や収量を維持する秘訣だ。さらに、作業記録を必ず残し、15年分の作業日誌をホームページに公開している。

自宅から離れた圃場では試験を兼ねて、小麦の連作を5~6年続ける。今年、反収が800kgを超えた輪作畑に比べて、連作圃場は600kg台だった。「何事も経験してみないと分からないからね」と同氏は口にした。今秋、連作圃場は小麦播種前に暗渠を施工。来年の「1t穫り」を目指して、新たな挑戦が始まった。(加藤祐子)

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