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【独断注目商品REVIEW】
受粉・受精しなくても果実ができる 単為結果性で作業を大幅に省力化
- 編集部
- 2012年10月12日
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野菜種子 パルト
トマトは自家受粉植物なので、自然の状態では風や昆虫によって受粉・受精する。だが、ハウスなどの施設内では強制的に振動を与えて受粉を助けないとなかなか着果が安定しないので、一般的に手作業によるホルモン処理やマルハナバチなどの花粉を媒介する昆虫の放飼によって行なわれている。
通常の大玉トマトに匹敵
今回紹介するのは、今年4月に(株)サカタのタネが発表した『パルト』という大玉トマトのF1品種。寒冷地の夏秋栽培のほか、関東に産地の多い早熟栽培にも向く。前述の着果処理がなくなれば、ホルモン処理やマルハナバチの飼養における10a当たり14~15万円の経費や多大な労力が省けるという(農水省資料「品目別生産コスト縮減戦略」参照)。
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