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独断注目商品REVIEW

受粉・受精しなくても果実ができる 単為結果性で作業を大幅に省力化



 これまでに開発された単為結果性の品種には「ラークナファースト(1994年・愛知県農業試験場)」と「ルネッサンス(00年・同試験場と(株)サカタのタネが共同開発)」がある。栽培の省力化において注目を浴びたものの、果実がやわらかく、尻がとがりやすく、輸送しづらかった。採種が難しかったり、果実が小振りだったりといった理由で通常のトマトに取って代わるまでには至らなかった。

 だが、パルトは1個当たりの重さが200g程度と通常の大玉トマトに匹敵し、果実は硬く果肉がしっかりしている。単為結果性のもともとの性質である糖度の上がりやすさもあり、食味は良好だ。

 通常品種とは花が咲いた状態で比較すると分かりやすい。通常は開花後に受粉・受精するので、この時点では肥大しない。一方、受粉・受精を必要としない単為結果性品種は開花時に、ガクと花びらに囲まれた中心部がすでに肥大している。


着果処理に代わって摘果が重要

 管理作業に要する時間はトマト栽培にかかる作業全体の約1/3を占める。なかでもホルモン処理や、マルハナバチの世話やネット張りなどが省ければ、確実に作業は楽になる。着果数が保証される代わりに重要になるのは、摘果作業である。目安は1段当たり4個。夏秋栽培では8段程度の収穫を見込める。

 大面積栽培における作業手間の削減への貢献だけでなく、マルハナバチ飼養中には避けていた薬剤散布による防除も行なえる。また、節間が短いという特徴は、早熟栽培の狭いトンネルの中では有効だという。さらに、オランダ式の温度や二酸化炭素をコントロールした環境下で栽培すれば、多段になっても全体の高さは通常品種より低くなる。限られたスペースでの効率的な栽培にも期待が持てそうだ。(加藤祐子)


■お問い合わせ
株式会社サカタのタネ
希望小売価格:(1,000粒)25,830円(税込)

〒224-0041 
神奈川県横浜市都筑区仲町台2-7-1
TEL:045-945-8802 FAX:045-945-8803
http://www.sakataseed.co.jp

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