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特集

レストランとコラボする 後編 取引を伸ばすための工夫と発見



日本イタリア料理協会副会長 原宏治氏に聞く レストランと農家のコラボへのメッセージ

●原 宏治氏:1957年、千葉県生まれ。20歳で料理の世界に入り、フランス料理を学んだ後、イタリア料理に出会いその味に感銘を受け、毎日飽きずに食べられて日本人に受け入れられるイタリア料理に転向する。帰国後、2つの店でセコンドシェフを務めた後、再度イタリアへ渡り、イタリアの郷土料理を学ぶ。帰国後の1990年9月、日本橋浜町「アル・ポンテ」オープン。現在、齊藤実氏(カーロ・エ・カーラ)や 濱龍一氏(リストランテ濱)とともに日本イタリア料理協会副会長として落合務会長のもとで会の運営にあたる。

【日本イタリア料理協会の活動】

 日本イタリア料理協会は、1988年に本場イタリア料理の普及やシェフどうしの交流、若手シェフの育成などを目的として設立されたイタリア料理のシェフの団体です。落合務会長の人柄にも影響を受け、明るく前向きなメンバー達が協会を盛り立てています。最近では9月17日にイタリア料理の日(イタリア語で料理はクチーナ)としてイベントを行ったり、チャリティーランチを行ったり、会員のシェフで勉強会を開いたりしています。


【原副会長から農業者へのメッセージ】

 農業は自然との勝負。だからその時々の結果だけで良し悪しを決めつけるのでなく、お互いさまで頑張ろうという気持ちでやっていきたい。もちろん、作ってもらった野菜が使えなかったこともあります。だから、レストランと農家のコラボに期待ばかりが増えると、がっかりすることもあるかもしれません。

 しかし逆にシェフが思ってもみなかった季節ごとの食べ方、保存の方法が地方にはある。そういう文化は東京にはない。だから、お互いにコミュニケーションを率直に図ることで新たな発見をしていければと思います。

 今後新たな取り組みが始まることを期待しています。

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