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今月の数字

2012年度の葉たばこ廃作面積

日本たばこ産業(JT)が10月30日に発表した2012年4~9月期連結決算は、売上高が前年比6%増の1兆573億円、営業利益が26%増の2,656億円と増収増益だった。国内たばこ事業の営業利益は東日本大震災からの反動による事業の回復で47%増の1,356億円、海外たばこ事業の営業利益はロシアなど新興国市場での販売が伸びて15%増の1,448億円である。

4,412ha

 たばこ事業の利益は、今や海外が国内を上回っているのだ。海外たばこ事業のなかで円ベースでの自社たばこ製品の売上は3.7%増だが、これは為替の影響で収益が目減りしたためで、為替の影響を除くと13%伸びている。それに比べ、国内たばこ事業の営業利益の増加は震災の影響で昨年供給が減った反動だ。

 JTの2011年度の売上収益(売上高)2兆338億円のうち、海外たばこセグメントが9,663億円と最も多く、48.9%を占めている。さらに、営業利益では2,523億円と全体の55.0%を占め、利益率の高い海外たばこセグメントが利益成長のけん引役を果たした。国内たばこセグメントの営業利益からは134億円の葉たばこ廃作協力金が差し引かれており、これが営業利益を5%押し下げている(葉たばこ廃作協力金のようなリストラ費用は日本基準の会計基準では特別損失に当たるが、2010年度から導入した国際会計基準では特別利益・損失は営業利益に加味されることになった)。

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