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住めば都、耕せば楽園

地産地消とは 地球産地球消

さて、今回は「地産地消」についてです。この言葉がよく使われ、浸透してきたのはここ5年くらいでしょうか。「身土不二」という言葉と共に耳にする頻度が格段に増えました。ウィキペディアによると、1980年台に農水省が考えた言葉とか。いかにもプロパガンダ的概念だなと思っていましたが、やはりそうなんですね。

肥料、飼料、農薬、種……外国から入っていますよ

 地域生産、地域消費、フードマイレージのことも考えるとそれが理想だ!! なんてね。実のところ。地域で生産されたものをわざわざ遠くに持って消費する必要はないとのことでしょうが、そもそも農産物、畜産物を生産するために必要とする有機肥料、飼料、農薬、種、エネルギーなんかはほとんど外国産です。ほぼ外国産で占めるインプットには触れず、それが化けた結果であるところのアウトプットだけは国産として地産地消にこだわる。原材料を輸入し加工して販売する。まさに日本のお家芸ですけどね。

 僕のとこにもこんな会話が増えました。「唐澤さんは地産地消を地でいっている人ですよねえ(ニコッ)」「すばらしい!地産地消じゃないですかあ(ニコッニコッ)」「はぁ……。べつにそうでもないですけど(ボソッ)」「いや実際、地産地消なんてどうでもいいんですけど僕……(ボソッボソッ)」

 鹿嶋パラダイスでは「地産地消」のことを「地球産地球消」とうたっています。地球で生産したものは地球に住む生物で消費すればいいという考え方です。これってすごく人間的でジコチュー的な解釈のように映ります。でも、何かを抑えるために何かを我慢する、ここで言えば化石燃料を抑え、CO2の発生を抑え地球温暖化を防ぐため(この温暖化理論自体不確かですが)に、世界にある最高にうまいものや肉、卵、乳製品なんかも我慢するとかいった発想が、窮屈で退屈でなんの面白みも感じないわけです。これは今の世相と同じ発想、コスト削減のために給料が減っても我慢する……みたいなとこから来てるのかもしれないですね。

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