ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

西田裕紀のあの農場はこうして採用に成功した

外国人実習生を受け入れるには?



1.受け入れ組合選び(=送り出し選び)

 先に述べました受け入れを依頼する組合ですが、慎重に選ばないと後々のトラブル(実習生がわずか1カ月で逃亡した等)の原因となることもありますし、技能実習生の受け入れの際に一番重要な選択となります。そこで、選ぶ際のポイントとして重要なのが、どういう基準で送り出し機関(送り出し国のリクルート会社)を選んでいるのかということです。この選択こそがあなたの農場で働く外国人の質を決定づけます。

 また、受け入れしようとしている国でいくつの送り出し機関と協定を結んでいるのかも確認しましょう。1社のみだと、競争がないので仕事の質が下がる可能性があります。


2.国選び

 国選びのポイントはずばり「実習生に求める用件の優先順位」を決定し、その上位を一番満たす国を選ぶことが重要となります。例外として、ゆかりのある国や現地で農場を経営しているまたはこれから展開する予定がある場合などは、必然的に決まってくるでしょう。

 よく「とにかくハングリーでよく働く人が良い」という要望を頂きます。どこの国でもハングリーな人はいるのですが、そのハングリーな人を送り出し機関が見つけて送ってくれる可能性はそんなに高くはありません。そこで、国選びによって満たした人材が来る可能性を高めるのです。この場合は、私であればバングラデシュをお勧めします(地域や業種によっては他国が適する場合も)。また、先の組合選びのポイントと合わせることで、より確率を高めることができます。


3.人選び

 人選びは組合、国を選んだ後の最後の選択となるのですが、先述の2つをきちんと選べていれば、組合及び送り出し機関に任せましょう。

 よく現地まで面接に出向くこともあります。現地の様子を見たり、観光も兼ねる目的であれば良いのですが、面接目的で行くと失敗に終わる可能性が高いです。日本人の場合でも同じですが、面接時の様子だけでは分からないのが普通です。ましてや外国人なので言葉もろくに通じない相手の面接は非常に難しいです。信頼できる送り出し機関のスタッフや組合に任せるのが最善です。

関連記事

powered by weblio