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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

政府の言うことが信用できるか!



その日の午前中は、日頃から北海道の小農貧困モデルと北海道型共産主義を正しく説明していただける北海道新聞から、昼頃、取材に来るとの連絡があったのみで、普段と変わりなく麦後の緑肥処理に忙しかった。午後からはそれに加え、NHKが取材に来たくらいだった。

秋の北海道の日の入りは早い。夏至の頃には4時前からおてんとうさまが揚々と上がり始めるが、その分、秋から冬にかけては日照時間が極端に短くなる高緯度地帯である。そうなると17時には仕事を終え自宅でくつろぐことになるが、突然のアポなし訪問者がやってきた。何事かと思い、ドアを開け顔を覗きこむと町役場の産業課の課長が困ったような、憤慨している様な雰囲気を私に投げかけて来るではないか。

課長は単刀直入に「ミヤイさん、来年の組み換え大豆、やめてもらえませんか」とかなり深刻なトーンで話を始めた。「やめて」「いや、やる」など、30分ほどお互いの意見を言い放って、その日は終了したが、就眠前にやっとことの重大さを認識するに至った。とは言え、睡眠時間は日頃から最低8時間取ることにしている。目を閉じれば数分で、時には数秒で爆睡状態になるので、心配事があってもいつも楽しい夢を見ることができる。若い時分は、これからと言う時の時間が夜の9時を過ぎていて、わたしの両目はいつもしょぼしょぼであったので「私を取るの? 睡眠を取るの?」と彼女たちから聞かれ「もちろん睡眠」と当然至極の答えをしたのだが、きっと彼女たちには何かとご不満だったことだろう。


国内流通作物は全て危険?

翌10月2日は土曜で官庁関係は休みなので、大豆を出荷している集荷業者の社長とJAながぬまに向かい、事実関係を話し、出来ることであれば組み換え大豆をやってみたい旨を尋ねたが、両者からは色よい回答は得られなかった。ただ、集荷業者からはある程度の理解を得ることはできたと感じたが、地元のJAながぬまの幹部からは、さすが地元農業の模範たる姿を誇示するふんぞり返った、たいそうご立派な御姿だけではなく、小農根性の生産者の心のより所ここにありといった、心温まるありがたいご意見をいただくことになった。

ちなみにJAながぬまには04年当時に私が作る大豆、小麦の出荷はない。本来であれば話をする必要もないのかもしれないが、やはり良識人として、現在の農協は地域農業の独占企業であるし、関係法に庇護された日本型共産主義モデル成功例の組織を無視することは良策とも思えず、結果的には事後報告になったが、将来のヒール・ミヤイの賛美を得る協力をすることになった。そのような会話が進行する中で妥協点を模索する提案があった。先ほどの町役場の課長さんから「事業推進会議に出てミヤイさんの思いを発言したら良いのでは」と言われたのだ。事業推進会議とは、町の産業課、JA、共済、土地改良区、出荷業者、消費者代表などが定期的に集まり地元長沼を発展させるための話し合いを行なう場である。

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