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今年の市場相場を読む

冬に向けての露地野菜類 キャベツ、ハクサイ、ダイコン、ネギ



【今後の対応】

青首全盛がどこまで通用するのかは年来の課題だ。下ろし用や煮物用、漬物用など、用途別の品種の見直しがダイコンのこれからを占う。一方で、生協などの通販で最近特に人気となっているミニダイコンは、少人数家庭用サイズという点と軟らかさなど食味の良さが評価されているようだ。産地としても収穫作業も楽なミニダイコンには期待が大きい。作業性は青首への切り替えの理由にもなった。一般普及が意外に早いかもしれない。

ネギ 順調な推移の背景には増反傾向が。面積拡大と組織化で全方位産地に

【概況】

東京市場の長ネギは、今年の春先に入荷量が多かったにもかかわらず、夏場の東北や北海道産の時期になっても他の野菜類のような暴落商状はなかった。東北産地を中心にタバコの転作品目として増反傾向にあり、出荷は順調だった。ただ、11月以降は9月の残暑の影響か肥大が遅れており、また昨年の同時期の相場が安かったこともあって、入荷量としては多くなく、需要期にも入ることからやや強含み推移もあるか。

【背景】
ネギが他の野菜類に比べ堅調推移だったのは小売店が単価の比較的高いネギの販売に力を入れたという事情もある。ネギは長期的に生産・出荷ができる品目として最近では国内産地が増えぎみだ。輸入がコンスタントに5万t程度もあるのだからこの需要を狙って契約的な生産・出荷も増えている。生産に奥行きが出てくると供給が安定するため、相場もあまり乱高下しない。機械化も進め、ケース1200~1300円平均でペイする体制が求められる

【今後の対応】

ネギは業務用ならkg200円まで、加工用なら150円までなら輸入品に対抗できる。経営面積を拡大する、あるいは組織化して一般出荷用から加工業務用まで全方位で対応できる産地を目指すべきだ。また、関東地区では長ネギをすべての用途に利用するが、関西市場での青ネギのような本来の薬味に特化できるネギにも力を入れる産地があってもよい。小売店のなかにはわざわざ関西から九条ネギを仕入れているケースもあるからだ。

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