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【住めば都、耕せば楽園】
マチルダパーティで酒池肉林!?(前編)
- (有)茨城白菜栽培組合 開発・営業担当 唐澤秀
- 第5回 2012年12月14日
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『ガイアの夜明け』で知った謎のトマト
ここのシェフ、川口カズノリさんがとても熱いお方で、お熱いのが好きな僕は初めて来店した時カウンター越しに意気投合し、それから8年のお付き合いになる。体もでかいが心もでっかい人で、農家と食を自らの人生のミッションにしていることがバシバシ伝わってくる、とにかくめちゃくちゃカッコイイのだ。
で、反面このシェフ、最近バーレスク(編集註・お色気ショーの一種)やポールダンスにハマり、新宿2丁目の方たちともすごく仲がよい。その人間の熱さ=エロさなので、熱ければ熱いほどその人はエロい。
そしてこの雑誌の読者層である農業経営者の方たちも「ドエロイ」ことを、僕はよ~く知っている。
さて、この「マチルダパーティ」。よく何がマチルダなのかという話になるが、このマチルダというのは、僕の作るトマトが「黄昏マチルダ」という名前であるところから来ている。
じゃあ、なぜマチルダなのか? それに至った話を、今回はさせていただこうと思う。
あれはまだ法人に勤めていた時の話。テレビ東京の『ガイアの夜明け』で、あるトマトの特集がされていた。そこに映るそのトマトを仕掛けた種会社(編集註・パイオニアエコサイエンス(株))のT社長がめちゃくちゃカッコ良かった。今は陰で多大なる尊意を込めて “クソジジイ”と呼ばせてもらっているが、とにかくその印象が強すぎてトマトのことは頭に入らないくらいだった。サングラスはまるでトマトを模したかのような紅のフレームのもので黒の質感の良いTシャツとジーンズを履いていた。その自然なカジュアルさが、浅黒い肌ととてもマッチしていて、ただ単に僕は憧れた(後々そのサングラスはフランスのハンドメイド・サングラス「アラン・ミクリ」のものということが分かり、僕もすかさず青山の店舗で6万円出して購入し、意気揚々とこれみよがしにヨーロッパへ出かけ、スイスのインターラーケンの薄暗いバルで置き忘れ、警察に届けて未だに連絡は無し)。
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唐澤秀
(有)茨城白菜栽培組合
開発・営業担当
1976年静岡県生まれ。1999年、明治大学農学部卒業。2000年、(有)茨城白菜栽培組合に入社。組合員の農家で研修した後、商品開発・営業に携わり、「霜降り白菜」「極み大根」など、ブランド化した作物を次々と世に送り出す。現在は、生産者・流通などの垣根を越えて若手が交流する「若手の会」も主催する。茨城白菜栽培組合ホームページ http://www.hakusai.co.jp/
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