ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

新・農業経営者ルポ

最高級ぶどうでMade by Japaneseを目指す小さな農家の大きな挑戦


このような志をもった若者が渡邉のもとに集まってくる。他にも3名の20代の青年たちが秀果園の理念に共感し、海外進出成功を目指してこのぶどう農園で修業を積んでいる。農業経営の次世代育成にも熱心な渡邉は、技術と仕組みを確立すれば、次の世代にも引き継いでもらいやすくなると考え、その構築に努めてきた。若者に、「タイでのマーケティング」というような大きな課題は与えるが、自分で方法を見つけるように、そしていつかは自分の翼で飛び立てるよう指導している。

 「自分で成功できないなら、一生、秀果園の奴隷だぞ」

 渡邉は若者たちに愛情のこもった檄を飛ばす。

 「本当にやりたいことはいつまでたってもわからないかもしれない。けれども、いつも何が本当にやりたいのかを考えて生きていかないと楽しくないでしょう。生きている時間のうち仕事にかかわる時間は限られている。やっていて楽しいと思えなければしようがない。若い人々にもぜひ、そういうことをわかった上で、とことん農業のおもしろさを追求してもらいたい」と渡邉は微笑んだ。(本文敬称略)

関連記事

powered by weblio