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私たちの使命は、ミツバチ不足や、価格の高騰で困っている農家の方々に、まずは、ミツバチの代替としてハエがあることを知っていただきたいと思います。そして、ミツバチでも受粉ができない作物がありますが、ハエなら可能なこともあることから、受粉作業を楽にできます。
通常、施設園芸では作物の受粉に「ミツバチ」を使用しています。しかし近年、農産物の受粉におけるミツハチ不足がクローズアップされています。その影響によりミツバチの価格は高騰し、また異常気象などでミツバチが活動せず、受粉作業ができない事態が起こっています。
弊社は、糖尿病性壊疽治療に有効な医療用無菌ウジムシの製造販売を行っており、無菌のウジムシを生産する為に清潔なハエを育成する環境、および、ノウハウを有しています。また、農業においての受粉に有効なヒロズキンバエの大量生産、及び、安定供給を行うためのノウハウもあり、清潔なハエを使って農業での受粉試験も多数実施している日本で唯一の企業です。そして、私たちの事業が、日本の農業の発展に貢献すると確信しています。
【ターゲット市場の環境】
現在、世界中で問題となっている受粉用ミツバチ不足に対し、有効な解決策です。ハチの代替としてのニーズは多分にあり、また活動温度帯がミツバチよりも広く、気温変化や天候に左右されずに受粉できるなど、特にミツバチの活動ができなくなる夏イチゴ栽培産地などでのニーズは高いと考えます。
【市場規模】
現状での受粉用ミツバチの市場規模は国内の農家と種苗会社を合わせると約20億円と予想されます(出展・農林水産省生産局畜産部畜産振興課調べによるH20花粉交配におけるミツバチの利用状況表より計算)。
受粉用のハエは、ミツバチでは受粉できなかった作物へ応用できる可能性や、また、現在試験中でもある、オープンスペースにおいての利用の可能性もあるため、市場規模はさらに拡大される可能性があります。
【ターゲット】
受粉が必要な品目を栽培している農家をターゲットとします。特に低温、高温、曇天時などのミツバチが飛びにくい環境下で受粉が必要な夏イチゴや、すでにハエでの受粉を行っているマンゴー等の野菜・果樹を中心とします。
ダイジェスト公開 あの入賞者・ファイナリストのビジネスプランとは?
ここでは紙幅の関係で紹介しきれなかった阿古哲史氏(22頁)、佐藤卓也氏(24頁)のビジネスプランについての審査委員による講評および他各賞受賞者のビジネスプラン概要について、ごく簡単にではあるが紹介していこう。
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