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【世界の農業機械・資材トレンド】
オーストラリアの農機購買傾向に変化あり(オーストラリア)、ほか
- 編集部
- 第57回 2013年01月17日
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オーストラリア オーストラリアの農機購買傾向に変化あり
アグリビュー紙のアラン・カーストン氏は、オーストラリア・トラクタ・機械協会の販売データの分析に長年携わってきた。
同氏はメルボルンで行なわれた当協会の会合で、購入パターンはより広がりを見せていると見解を示した。市場における売買を決定付ける同国小麦のシングルデスク制度が廃止された。この動きはカナダの独占的販売体制の終焉に酷似しており、小麦の生産者による直接販売に大きく変化する道を開くものだ。農場の貯蔵施設への投資も大きく増加しており、これらの新たな変化によって農家は機械を売買する時期を自ら選択するようになった。したがって同国の農機産業は下半期の注文行動に柔軟に応じる必要に迫られるだろうと付け加えた。コンバインハーベスタ部門ではすでにこの傾向が見られているという。
「また、耕うん機を含む高額商品の注文も下半期にずれ込むことになるだろう」2012年後半には、これらの商品カテゴリに良い結果がもたらされると予想されている。「以前は耕うん機が高額商品だとは思わなかったが、作業幅の広い播種機や大容量の真空播種機は今では50万豪ドルもする。これらの高額な買い物に対して農家は静観的な態度をとるものだ」と加えた。
農家におけるキャッシュフローの変化を考えると、同国の高額の農機販売メーカーにおける課題は、農場の新たな注文計画に対応できるように多様な機械の在庫をうまく調整することと言えそうだ。
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