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条耕起播種機のFocusシリーズは、一連の動きがワンパスで行われるように設計されている。条間の残渣物を取り除いて、土をほぐし、耕した場所に肥料を投入して播種する。条耕起用のTerraGripタインは、前作の条間を400mmの深さまで耕し、異なる深さの上下2カ所に同時に肥料を投入する。トウモロコシ用の精密播種機は南アフリカ市場向けに特別に開発され、菜種、小麦、大豆、ヒマワリの播種にも利用できる。
テラティル社はMaestro SWシリーズの実演も行なった。8条、12条、24条型があり、15km/hの高速作業でも正確な播種ができるという。SWシリーズのホッパー容量は肥料用が7000リットルで、種子用が2000リットル。
注:条耕起播種は簡易耕起方法のひとつ。
オランダ 「馬力」の復活
ベルギー人はゆったりと、おおらかな生き方をするイメージが強い(少なくともオランダ人はそう思っている)。農業界においても、ベルギーで開催される農業展示会の家族向けの企画はよく知られている。オランダやその他欧州北部の国々には、機械化、家畜、農業機械といった特定の人々を引きつける技術的な展示テーマにこだわる傾向がある一方で、ベルギーの展示会は、機械から、貯蔵、建築キット、耕作地、野菜栽培、林業、環境、芝生と園芸、リサーチと財務、家具に至るまで多彩であることを好み、子供向けのアトラクションにまで取り組んでいる。
ベルギー南東部で開かれた2012年リブラモン・ショーで目立っていたのは、馬駆動の脱穀粉砕機であった。馬は、円を描くように歩くのではなく(これには当然大きなスペースが必要)、木製の薄板にチェーンの付いた傾斜のある床面を昇って粉砕機を回して作動させる。
前述のように、ベルギーの農業展示会は家族みんなが楽しめる内容になっており、これにおいしい食べ物、ビール、ワインがあれば、大抵夜遅くまで続くという。
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