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人生・農業リセット再出発

「泣こかい、飛ぼかい、泣こよか、ひっ飛べ!」



 横峯さんは言う。

 「子供はみんな天才。教え育てるでなく、才能を引き出す教育。できない子のスイッチをどうやって入れるのか、人間としてどう大人に成長させていくのか。無理にさせているわけではなく、やる気にさせて楽しめる方法。大人が勉強させるのではなく、園児が楽しむ。今の親は経験させる前から、危ないとか差別だ不平等だと能書きを垂れ、組み体操も順位付けもさせない。正義ぶって乗り込んでくるモンスターペアレンツもこの園には一人として存在しません。都会の塾すべてが凝縮され、親の力では難しい教育もやってくれると東京から移住した家族もいます。片方の肺が生まれつきなくて鼻にチューブを差したままバギーでやってきた子も、チューブを外して普通の子供と同じ扱いをしました。子供はちょっとだけ難しいことをやりたがるもの。逆立ち歩行も、開園時にできたのは一人だけでしたが、僕もああなりたい!と次々に真似して全員がやるようになったのです。島津藩の教育は、教えないで、自分で考えて調べなさいという思考力の自主訓練が基本。やる気にさせる4つのスイッチでみんな天才になります! 1は、子供たちは競争が大好きで、成長したい本能を持っている。2は、子供は真似したがる生き物。3は、子供はちょっとだけ難しいことをやりたがる。4は、子供は認められたがり。達成感を覚えて次に挑戦、できると面白いから練習すると上手になり、次の段階に行きたくなる。最後の一人ができるまで諦めない。できた瞬間にみんなで心から喜んであげる。天才は10歳までに作られるのです!」

 にもかかわらずというべきか、保育料は市が定めた普通の金額だけ……。今の日本に必要な教育を見つけた気がした。素晴らしい! 鹿児島弁の「泣こかい、飛ぼかい、泣こよか、ひっ飛べ!」は、泣くより勇気を持ってブッ飛んじまえ!を意味する。

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