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【西田裕紀のあの農場はこうして採用に成功した】
従業員に任せるという器
- (株)Life Lab(ライフラボ) 西田裕紀
- 第8回 2013年03月15日
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同社は約6年前から当社の媒体を使っていただいておりました。求人広告を継続掲載をしていたので「採用しても続かないのか?」と正直思っていました。ところが、続かないのではなく、逆に採用した人のほとんどが辞めずに続いていたのです。同社は掲載をし続ける中で、良い人材からの応募があれば面接~採用をし、従業員の数をどんどん増やしていました。
そこで社長に「離職率が低い理由は何だと思いますか?」と尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。
「採用後、ある程度仕事に慣れてきたら、段階を追って責任のある仕事をそれぞれのスタッフに任せている。例えば豚に与える飼料の配合などの養豚経営において重要な仕事もすべて。それが、スタッフのやりがいに繋がっているようだ。やりがいのある職場であれば、そうそう辞める人はいないよ」
「スタッフに任せる」ということは、簡単そうに思えます。しかし規模の小さい事業体にとっては、意外と難しいことなのではないでしょうか。
実際、私も零細企業の経営者として、「任せる範囲」には、常に頭を悩ませています。自らがやった方が早い、正確にできる、あるいは重要であるといった理由から、ついつい自分でやってしまいがちであり、スタッフに的確に任せることはまだまだできていないというのが正直なところです。
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西田裕紀 ニシダヒロノリ
(株)Life Lab(ライフラボ)
1978年愛知県生まれ。2005年に会社を設立し、翌年農業法人を中心とする一次産業の求人サイト「第一次産業ネット」をオープン。同サイトの会員(求職者)数は2万人。就職実績は年1000件を誇る。外国人技能実習生の受入れを担う、アジアアグリ協同組合代表理事も務める。http://www.life-lab.co.jp/
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