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今年の市場相場を読む

市場における輸入野菜の位置 タマネギ、ニンジン、ネギ、キャベツ、



【今後の対応】

ネギは、生産者にとって作りやすい品目であり、昨今では調製作業も機械化が大幅に進展した。年間5万tを超える輸入が恒常化する現状は、かつてセーフガードが発令された時期より問題が深刻化している。ターゲットは明確だ。5kg箱当たり需要者渡しで1000円が中国産と競合できる価格だが、加工業務用に特化した産地作りというよりは産地の大型化や広域一元的な集約で一般出荷用から加工業務用まで全方位に対応できる産地化が望まれる。

キャベツ 高騰・品薄になると速攻で緊急輸入。問題は年明けから春までの生産体制

【概況】

東京市場の昨年のキャベツの入荷は約19万tだったが、年間平均でキロ単価は83円と決して高くない。しかし、同年の輸入は3万3000tと前年より26%増えた。理由は年明けから4月までが入荷減の単価高で、一時キロ140円という月もあったためだ。このとき、中国や韓国から緊急輸入的に入ってきた。輸入量が少なかった08年は5000t程度しか輸入されず、同市場にはわずか50tしか入荷しなかった。

【背景】

キャベツは、国内生産の最も多い野菜の一つで、どのシーズンでもどこかの産地で多少の差はあっても生産がある。一般家庭需要でも加工業務用でも広く使用される常備野菜といえる。ただし、キャベツが高騰すると一般家庭では代替野菜で済ませることができるが、加工業務用ではそうはいかない。高騰は加工業務用が最も困る品薄や入手難の裏返しであり、これら需要者に対応するベンダーはどんな手段を使っても調達しなければならない。

【今後の対応】

緊急輸入されると中国産や韓国産といえども市場ではキロ70~80円になる。これは通常のキャベツの価格である。本来はカット野菜用のキャベツは産地との契約価格で60円前後でないとペイしない。高騰や品薄という事態が起こりやすい年明けから春先までの時期の、加工業務用キャベツ生産に大きな問題があることになる。関東の春キャベツの産地は加工業務用に向く寒玉生産に後ろ向きだ。現在の国内の生産体制からすると本来、輸入は不要のはずだ。

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