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【住めば都、耕せば楽園】
「いつやるか? 今でしょ!」だけど、「なぜ今?」のナゾ
- (有)茨城白菜栽培組合 開発・営業担当 唐澤秀
- 第9回 2013年04月12日
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計画なき家族計画で嫁は今、「おしん」状態
僕には28歳の時に書いた未来地図があり、飲食店経営は年齢的に見ても計画通りであったわけなんですが、周りから言わせれば暴走と思いつきということで解釈されているんです。確かに料理人であった嫁は3か月の息子をおんぶしながら、トラウマ的に記憶しております「おしん」そのままに始まったわけでありますから、そりゃ大変であるし、いかにもそういう解釈が湧いてきそうなもんでもあります。
歩き始めた次男はそれこそ暴走爆走迷走を極めておりまして、おんぶでの対処は不可能。来月から保育園に行く予定ではありますが、ここ鹿嶋も漏れ無く待機児童にあふれておるため、このまま「おしん」状態が続くことになる可能性も否定出来ないのが怖いのであります。
そう、残念ながら僕の未来地図には嫁が生まれて間もない子供をおんぶして店を切り盛りするとは一言も書いておりません。ただ「34歳、飲食店を持つ」とだけ書いてあるわけでありますから、その意味においては計画的ではない。となると、暴走という解釈もあながち嘘ではないことになる。ということにたった今気づくわけであるから、やはり暴走ということになってしまうのです。
暴走と同時に議論にあがるのが、「なぜ今か?」ということであります。ここで僕は今経営者の方に問いたいのであります。「なぜ今か?」の答えを説明できる人っていますか?いや、もちろん世間の経済動向、流行、今の会社の状況・方針等、まあ、他にもあるとは思いますが、その時に今言ったことを羅列してこじつけて無理矢理ゴリ押しすることはできるけれども、「なぜ今か?」の説明には正直なってないですよね。
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唐澤秀
(有)茨城白菜栽培組合
開発・営業担当
1976年静岡県生まれ。1999年、明治大学農学部卒業。2000年、(有)茨城白菜栽培組合に入社。組合員の農家で研修した後、商品開発・営業に携わり、「霜降り白菜」「極み大根」など、ブランド化した作物を次々と世に送り出す。現在は、生産者・流通などの垣根を越えて若手が交流する「若手の会」も主催する。茨城白菜栽培組合ホームページ http://www.hakusai.co.jp/
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