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今月の数字

マクドナルドの前年同期比純利益

アイスクリームを販売するハーゲンダッツが4月25日、千葉県浦安市にあった最後の店舗を閉店し、店舗事業から事実上撤退した。同社は1984年に東京都港区青山に1号店をオープン。店舗数は94年にピークを迎え、全国で95の直営店を展開した。同時に90年からスーパーやコンビニへ販売を拡げ、おいしい外食を経験した消費者にバブル崩壊後も「家庭で食べる高級アイス」として認知されて売上を伸ばしてきた。


55%


広報は、「事業開始当初はブランドの認知を目的に店舗を多く展開していたが、現在ではみなさまに周知され、スーパーやコンビニの売上が大きくなってきているため、こちらに軸足を移そうということ」と説明している。

ハーゲンダッツは、高級アイスクリームの草分けとして、高級感を崩さない価格戦略のモデルとされてきた。しかし実際には、希望小売価格270円前後に対し、量販店の特売では198円で販売されていることも珍しくなくなっていた。97年に公正取引委員会より希望小売価格の維持を強要しているとして独占禁止法違反の勧告を受けたことが割引販売のきっかけになったようだが、週2~3回の特売日の198円が定着した商品のブランドイメージを直営店の独自サービスで引き上げるのは難しかったのではないか。09年には東京都中央区銀座5丁目に、全国で展開するハーゲンダッツショップの旗艦店を開き、高級感を前面に打ち出した特別メニューを用意したものの、2年後には閉店している。今後はむしろ270円前後と割高感のあるコンビニでの販売と安売りの定着したスーパーでの販売をどう管理し、台頭しつつある競合商品とどう差別化を図っていくかが課題となるのではないだろうか。

価格戦略と直売で話題になった食品産業は他にもある。日本マクドナルドホールディングスが5月2日に発表した2013年1~3月期の連結決算は、純利益が前年同期比55%減の19億円だった。大規模な割引キャンペーンの抑制で売上高は15%減の659億円となった。

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