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(5)想定するユーザ
土地利用型の多くの経営では、未だに家族経営を主体としていることが多い。GISなどの据え置き型のシステムは、経営者と数人のスタッフが利用することを想定している。このため、随時新しい情報を現場で入力しなくても、日々の作業確認と作業後の入力で運用できる。
一方、露地野菜や果樹など、作物の成長が早く、作業項目が多い経営では、優先順位の高い作業を自動的に表示し、後戻り作業が発生しないように警告を発する画面構成なども工夫されている。
以上のポイントを踏まえて、後半では、各社が提供するシステムを一覧で比較する。「IT化の波に乗る必要があるか?」という問いには、「NO」と答えても構わないだろう。重要なのは、ITツールを利用するかどうかではなく、経営という視点で細かく見ているかということなのだから。今から導入を検討している方にもシステム選びのヒントを提供できれば幸いである。
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