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【イベントレポート】
高松さんの美しい竹林づくりに学ぶ―放射能汚染から再生へ―
- 編集部
- 2013年05月20日
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長年実践してきた竹山管理の技術には放射性セシウムを減少させる効果も
今年もタケノコの収穫期を迎えたが、牛久市も含む茨城県内では4月18日時点で20市町村において出荷・販売自粛要請が続いていた。一昨年、昨年に続いて3年連続でタケノコを出荷できず、春先に貴重なタケノコの販売収入は途絶えている。そのような状況下にありながら、原発事故の直後から放射性セシウム濃度が減少しているのが会場となった竹林である。現在は、高松さんより経営を委譲された安部真吾さんが、技術を受け継いで管理している。
東京農工大学名誉教授の塩谷哲夫氏の開会挨拶から始まったイベントでは、はじめに高松求さんが自ら竹林の中に入って、竹の管理方法について解説した。高松さんの竹林は、1年の中で収入が少ない春先に出荷できる作物タケノコに注目し、畑に孟宗竹を植えたところから始まった。京都に竹の管理方法を学びに出かけたエピソードを皮切りに、失敗話を交えながら具体的な道具の使い方に至るまで、参加者の目線に合わせた話に参加者は熱心に耳を傾けていた。
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