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独断注目商品REVIEW

2本仕立ての両側枝の生育がそろう、セルトレイ出荷のトマト接木苗

トマトの生産現場で需要が高まっている接木苗。施設栽培が主流のトマトでは病気の発生を避けるため、病気に強い接木苗の需要は半数近くに及ぶという。土壌病害に強い品種を台木に、食味・大きさ・形に優れる品種を穂木として接合する。接木苗はかつて自家育苗されていたが、ある程度の知識と経験が必要な作業になることから、育苗・接木作業を外注するケースも増えている。

野菜苗ツートップ(R)苗


一般的にトマトの苗は、主茎のみを育てる「1本仕立て」でつくる。さらに近年では、主茎と側枝、あるいは主茎を摘芯して側枝を2本伸ばす「2本仕立て」も普及してきた。しかし、主茎と側枝では成長速度が異なり、本葉2~3枚で主茎の摘芯を行なう場合にも側枝が発生する時間差の影響で2本の枝の成長はそろわない。株ごとに苗の植え付け方や誘引方法を変える工夫が生産現場側に求められていた。

両枝のバランスが良く収量も安定
今回、(株)サカタのタネが発表したのは、子葉2枚のすぐ上で主茎を摘芯し、同時に2本の側枝を出させた「ツートップ(R)苗」。2本の枝は水平に誘引しやすく、成長バランスが良く、水分や養分が均等に行き渡り、生育がそろうのが特徴である。

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