ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

今年の市場相場を読む

小物洋野菜類の役割と普及 ズッキーニ/ハーブ類/ペコロス/ラディッシュ



ハーブ類

普及はエスビーが貢献し全国展開。出世品目の拡大を仕掛ける努力を

【概況】
 東京市場のハーブ類の入荷動向は近年、ほぼ一年中コンスタントで、年間500t程度の数量を保っている。キロ単価も2500~2300円をキープする。予約相対を含めほとんどが相対取引であり、小売店では不可欠の品ぞろえ商品である。業務用でも常に一定量が仕入れられるという指定席を持った商品群ともいえる。34%でシェア1位が千葉、次いで愛知が14%だが、入荷は35都道府県と9カ国に及ぶ。

【背景】
 生鮮ハーブ類の普及はエスビー食品の存在抜きには語れない。同社のスパイス&ハーブ部門は年々伸び、昨年度は200億円を突破した。生鮮ハーブの全国シェアは6割以上を握るとされ、卸売市場での相対価格も同社が作っているといわれるほどだ。全国に契約栽培を展開しており、数年前までは市場出荷へのウエイトも高かったが、現在では需要定着に伴って市場へは注文に基づく定価販売といった形態になっている。

【今後の対応】
 まだハーブ類に分類されているが、ごま風味のルッコラやイタリア料理定番のバジル、スイーツ類に添えるミント類、中華・アジア系料理で需要増のシャンツァイ(香菜、パクチー、コリアンダー)などがハーブ出身野菜として独立しそうな勢いである。こうした目安があれば新興産地も作りやすい。鶏肉とローズマリー、魚料理やピクルスとディルなど、相性のいい使い方があり、今後に成長が見込まれる品種も多い。産地も使用法を知るべきだ。



ペコロス

タマネギ主産県の不作で入荷減。手軽に使えるメニュー提案がカギ

【概況】
 東京市場のペコロスは近年、入荷が減っており、2008年対12年対比で3割も減少した。主産地である北海道が主にタマネギ同様に不作続きだったことが原因だが、かつては7割以上のシェアも昨年は6割となり、キロ単価は340円から520円に高騰した。北海道が秋から春先までを受け持ち、春から夏場は愛知がカバーしているが、昨年の場合は入荷が減りすぎたため、ニュージーランドからの輸入が2割近かった。

【背景】
 ペコロスは、丸のまま煮込むシチューやポトフ、ジャーマンポテトなどにも使え、小さいものをピクルスにするなどが主な使用方法である。業務用で洋風料理の添え物的な利用が一般的だ。かつては愛知が専用品種を作っていて東京市場でのシェアも高かったが、現在の北海道産は通常のタマネギを10倍程度に密植して小玉にしている。輸入品ではマウイ産のパールオニオンやルビーオニオンが本場の食材との評価がある。

関連記事

powered by weblio