記事閲覧
【海外レポート】
ヒール宮井のオーストラリア農業紀行 前編
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 2013年07月22日
- この記事をPDFで読む
1987年10月から7カ月間のオーストラリア農業実習の後、94年と99年にも同国を訪れて現地の農業情勢の変化を見てきた。今回は当時働いていた農場を訪れ、同時期に開催されたオーストラリア最大の農場ショーに足を運んだ。
アボリジニーズの言葉で赤い土を意味するビクトリア州のコルビナビンという町は、働いていた当時、小麦とえん麦、羊(羊毛、羊肉)を主体とする単純明快な農業地帯だった。今考えると実にノンビリした環境の中で海外の農業を知る機会を得たのだろう。そうは言っても、農地購入は当時から単純な一般競争入札だったり、アパートを借りるように不動産業者に探してもらったりしていた。日本の農地移動とはかけ離れた状況で、自分の農場のみならず、今後の国内農地のあり方を示唆する好事例だったのかもしれない。
アボリジニーズの言葉で赤い土を意味するビクトリア州のコルビナビンという町は、働いていた当時、小麦とえん麦、羊(羊毛、羊肉)を主体とする単純明快な農業地帯だった。今考えると実にノンビリした環境の中で海外の農業を知る機会を得たのだろう。そうは言っても、農地購入は当時から単純な一般競争入札だったり、アパートを借りるように不動産業者に探してもらったりしていた。日本の農地移動とはかけ離れた状況で、自分の農場のみならず、今後の国内農地のあり方を示唆する好事例だったのかもしれない。
会員の方はここからログイン

宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
ランキング
WHAT'S NEW
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2020/12/17)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2020/08/07)
