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住めば都、耕せば楽園

ウマいものを食べましょう!そして作りましょう!

農業経営者の特権、それは美味しい食材に確実にありつけることではないか。 だが、普段は案外見逃されがちなこのことに気付けば、 もっと農業が楽しくなるかもしれない――。 農業界きっての美食家!? 鹿嶋パラダイス・唐澤秀が語る、 農業と食の可能性とは。


世界で見つけた、食べた。ウマいものあれこれ


みなさん、こんにちは。今回は美味しいものマニアの私が、ウマいものを作る生産者の旅の総集編ということで、この1年で紹介しきれなかった思い出の旅先を紹介します。

【ドイツ】
ビールは最高です(料理は残念ながら……)。町ごとにいろんな地ビールがあるので飽きないどころか、どれもこれも個性があって抜群に美味しいです。僕が一番気に入ったのが南部で作られるヴァイツェン。白ビールとも呼ばれますが、普通は大麦麦芽で作るところを小麦麦芽も半分入れるのが特徴で、小麦がとれる南部らしく、とてもフルーティ。今このビールを造ろうと、小麦、大麦、ホップを鹿嶋で生産しとります。
ソーセージは本場だからということで期待したら裏切られます。ドイツで驚くのはまずジャガイモ、これは様々な種類があって食感も違いますが、正直ウマ過ぎ。さすが主食だけあります。あとザワークラウト、ドイツでも単なる付け合わせ的扱いですが、これとビールだけでいけますよ。
あと世界最高の野菜があります。それは「ホワイトアスパラ」(シュパーゲル)。太さは、興奮したチ◯コくらいあるんですよ。専用にピーラーがあって皮を剥いて茹でてオランデーゼソースをたっぷりかけて食べます。もうたまらんウマさで、イタリアやフランスのも食べて来ましたが、格が違います。太いほど美味です。太さの理由は、高緯度であるため夏の日照時間が長いのと北大西洋海流の影響。北海道ですら緯度が足りないのでドイツにはかないません。地の利ってのはスゴいもんです。フランクフルトから空輸してますので、日本でも専門店に行けば食べられますが、4月から6月初めに限られます。

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