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海外レポート

ヒール宮井のオーストラリア農業紀行 後編


ではこの話を理解できる日本国内の生産者はどれくらい、いるのだろうか? 海外で作られて日本で販売される農業機械は明らかに国産に比べて価格差がある。それは販売店等が在庫を抱えるシステムを維持しているからだ。あの店に在庫がなかったら、在庫のある違う色の似たようなものでも構わないとする考えが生産者の利益になるのか考え直す必要がある。米国のように在庫があるということは、その経費や金利を生産者が支払っているのと同じ意味になる。TPP参加後に分かっていくのだろう。
ファーム・ショー会場を歩いていると「ニイハオ」「アンニョンハセヨ」と聞き覚えのある言葉で挨拶してくる。今回のツアー参加者のある人が「ジャパニーズだ!」と何度か言い返すと、必ず「コンニチワ!」と返してくれる。この国の学校での日本語普及率は世界一の水準なのだから、簡単なあいさつは、お茶の子さいさいなのだろう。それよりも農機具の世界でも中国製やインド製が目につく。彼らがこの10年で飛躍的に販路を求める姿がこの国でも実感できた。もちろんイセキ、クボタ、日野トラック、いすゞなどの日本製は完璧に信頼ブランドである。それに比べて、日本の農産物の品質、収量が世界基準とかけ離れていることを日本人が知らないのは残念である。

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