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【日本で麻農業をはじめよう 聞いておきたい大麻草の正しい知識】
ヨーロッパの大規模栽培の方法
- NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク 理事 赤星栄志
- 第9回 2013年08月21日
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レッティングと運搬
【レッティング】
麻を畑から持ちだす前に、靭皮部(繊維)と木質部(コア)を分離しやすくするために、レッティングと呼ばれる処理をする。西ヨーロッパでは、主に3週間ぐらい畑に放置する雨露法がとられている(図6・7)。フランスでは雨露法による茎の腐敗を最小限にするために7日間だけにとどめるところもある。
【運搬】
ドイツでは、畑から一次加工工場まで運搬しやすいように、幅1.2m、高さ0.8m、長さ2.3~2.5m、容積にして2.3立方mのブロック状にする(図8・9)。ブロック1個当たり平均230kg(含水率9%)、1haで約35個できる。
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赤星栄志 アカホシヨシユキ
NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク
理事
1974(昭和49)年、滋賀県生まれ。日本大学農獣医学部卒。同大学院より博士(環境科学)取得。学生時代から環境・農業・NGOをキーワードに活動を始め、農業法人スタッフ、システムエンジニアを経て様々なバイオマス(生物資源)の研究開発事業に従事。現在、NPO法人ヘンプ製品普及協会理事、日本大学大学院総合科学研究所研究員など。主な著書に、『ヘンプ読本』(2006年 築地書館)、『大麻草解体新書』(2011年 明窓出版)など。 【WEBサイト:麻類作物研究センター】http://www.hemp-revo.net
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