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独断注目商品REVIEW

ほうれんそう根切機




機械を最大限に活用する工夫

ホウレンソウは生食用か加工用か、あるいは地域によって、栽培品種や作付様式が異なる。なかでもハウス栽培の場合は隅から隅まで隙間なく密植するように播種する体系が慣習化している。このように全面に播種したハウスに機械を導入しようとすると、ホウレンソウを踏んでしまったり、入口付近では横に走って通路をつくったりする作業手間が発生しやすい。
そこで、同社は左図のようなハウスの中央部に通路を開けた作付体系への変更も合わせて提案している。また、これとは別に、栃木県ではハウスの3ベッド方式(9~10条/ベッド)に乗用管理機用の1・7m幅の広幅タイプを導入する動きがある。
機械を導入する目的をたずねるといまだに「省力化」と答える方が多いが、労働が楽になるかという発想は作業者としての視点による。経営がどう変わるのかまで考えると、これまでのやり方のまま機械化をするよりも、機械を最大限に活用するための作業体系に変更した方が投資効果を得られることもある。ハウスや圃場と機械、労働力など持ち得る資源を最大限に活かして利益率を上げるのか、改めて機械化を検討する際に考えていただきたい。 (昆吉則)

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