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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

嘘つき野郎の末路を知っているだろ?

「GM農業は精神論的にダメ」 今回は2004年から09年頃にユカイな北海道のハンカクサイ連中が発言したことをご紹介する。理由をアレコレ言ってGM(遺伝子組み換え)はやるなと言う。チェリー・ボーイが大人の女のことをあれこれ、ガキ同士で空想にふけるようなものだ。答えは一つ、1979年に発売されたピンク・レディの名曲、ピンク・タイフーンのサビにある「ウッ、やっちゃいな、やっちゃいな、やりたくなったら、やっちゃいな」だろう(笑)
と言うのはさておき、ある北海道北部の地域は高学歴の酪農家が集まり、農業の理想郷つくりに苦悩する日々のようだ。GMの安全性に関して否定的でない意見を持ち、さすが高学歴者の特徴である“バカではない……”のだろうが、発言内容をよく聞くとGM農業は精神論的にダメだという。
たとえば、地域のコンセンサス、空気、太陽、風、水などと数値化できないことを感覚的に表現することが、明らかに私のような凡人よりは長けていると感じた。
ただ見事に自爆テロを演じることもある。自分自身がGMの配合飼料を平然と牛に食べさせながら、北海道でGM農産物を栽培することには「ダメだ」と物申す。これでは話のツジツマが合わない。もし酪農家が食べさせているGM飼料に何らかの問題があったら、その牛乳も当然何らかの問題があるということになる。輸入して食するものに怪しいと思うのであれば、国産の同じものでも怪しいとなるのは当たり前の考え方である。
ところがこのような酪農家は地産地消、国産安全安心などの天から降り注ぐ、新興宗教のようなお告げも大好きなようで、それでいて国産のGM飼料を否定できるのだから、私には到底理解できない。農政も国産飼料の原料となる牧草、飼料米にはしっかりと予算配分があり、今後、子実トウモロコシ、国産飼料用大豆にも配分することになるだろう。
牛乳に限らず、畜産と呼ばれる牛肉、豚肉、鶏肉等の生産者のほとんど、数字でいうと99・9%の生産者がGMの配合飼料を使って畜産製品を販売しているのだ。別の数字でみると輸入されるGMトウモロコシは1500万t、GM大豆は300万t、GM菜種は200万t以上で、それらから搾油された食用油はしっかりと生協の棚で一般消費者が購入し、搾油された後のミールは増量剤などの食用や畜産等に利用していることくらい誰でも知っている。
北海道でGMではない(非GM)飼料を使って営農していますと宣言しているのは、私が知っている範囲では3軒のみである。北海道では畜産生産者が数千軒、飼育頭数が100万頭を軽く超える現状で、非GMの配合飼料を使っているのは10軒もあるのだろうか。今ではこんなアホーはいなくなってしまったが、04年当時には平気で「私の牛にはGMのエサを使っていない!」と言って、飼料販売会社に確認してもらうと、やっぱりね、となっていた。
もっとすごいことに北海道庁やホクレンなどは「北海道の畜産製品は安全・安心」と発言できるのである。一部の反GM組織に好きなことを発言させ、公聴会ではそのような連中を農業者の代表として召集する。良識あるサイレント・マジョリティと呼ばれるGM寛容派の意見を取り上げないのは、戦後の左翼教育をより積極的に進めた北海道教育の成果なのだろう。
そのGM飼料を販売しているのは誰なのか?を考えてみよう。それは日本人であり、日本の資本の飼料会社であり、運ぶのは日本の資本の運送会社で、振り込まれるお金の資本も日本の金融会社なのである。嫌いな米国から輸入して売って、使わせ、畜産製品を生産させ、販売させ、加工するのは良くて、その餌を作るのはダメ。やはりおかしいでしょ?

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