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特集

フェイスブックで切り開く農業の可能性


みなさんのその日にあったことや普段考えていることに触れ、議論したり、学んだり。そんな感じでみなさんとワイワイやって楽しんでいるのが僕のフェイスブックの使い方です。
こせがれネットワークやA-1グランプリ、農業ドリームプランプレゼンテーションなど活動のフィールドが広がりました。農外分野の方とのかかわりも増えましたが、名刺交換の際、「フェイスブックで登録させていただきますね」という挨拶になることが非常に多い。そこから交流や取引が始まり、地域の活動や業務がにぎわっていくことを次々経験しています。
今やフェイスブックは単なる仲間との交流の場という本来の機能を超えた。自分をアピールする名刺の代わりだったり、社会活動の事務局だったり。あるいは、ご注文の依頼や相談窓口だったり、 商談会場だったり、そのための会議の場になったり。すでに新しい社会のインフラとしての機能を獲得していると感じます。
インターネットの活用というと、どうしても販売とか集客とかいうことを期待されるかもしれません。ただ、僕はまったくそういう使い方はしていません。リンゴ園のフェイスブックページを作成して、アマゾンで購買できるようにしています。残念ながら反応は今ひとつですが。
他人とおしゃべりを楽しみたい人がいくら集まっても、簡単に農産物は売れない。そんな直接的な効果を狙うのではなく。まずは農業について楽しい記事を書く、ファンの方々と交流すればいいのではないでしょうか。時間がかかっても、良い結果に結びつくはずです。今後はそんな使い方をしたいですね。


アンケート
私たちはここに注意しながら使っている!


農業に携わる人たちがフェイスブックをどう利用しているのかをつかむため、本誌は読者を対象に自由記述のアンケートを実施した。その用途を一覧表にしたのでご覧いただきたい。
具体的な課題解決のための情報交換に使う傾向が強い一方で、やりとりをする相手同士が気持ちを奮い立たせるという心身的な効果もあるようだ。三重県四日市市の山原忠彦さん(50)は「投稿からはその人の農業への思いが感じられ、自分の意欲向上に役立つ。例えば朝早くや夜遅くまでライトを点けて、トラクターの作業風景や機械の修理、改造などを紹介する記事を読んでいるとワクワクする。自分も誰かの役に立てばと思い投稿している」

【業種を越えた相互理解に】

新たな使い方についても提案があった。
一覧表で示したように、千葉県柏市にある農業生産法人沼南ファームの橋本英介さんは「きまぐれオレンジの会」という非公開のグループに参加する。クボタの農機具の良し悪しを語り合うサークル。北海道のユーザーが立ち上げたものだが、こうしたグループを農業資材メーカーが設立したら面白くなると主張する。

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