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編集長インタビュー

全国のうまいものを集めて、東京から故郷おこしをしよう!



昆 なぜこの場所を選んだんですか?
川野 隠れ家にしたのは、コンセプトを理解してくれる人だけに来て欲しかったから。通りがかりの人がいきなり入ってきて、「これは郷土料理ではないよ」とか、そんなことで文句をつけられたくなかった。だから普通の飲食店にとっていい立地は、私にはすごくマイナスだったんです。店のコンセプトをちゃんとわかってくれる人に来てほしかった。だから召し上がる前に30秒だけ時間を下さいと言って、この店の目的を話します。

我々取材陣も食事を頂いたが、その前に料理の説明を受けた。

昆 コンセプトを貫徹するためには、それを面白がってもらえる人に来てもらいたいわけだ。
川野 そうですね。こういったことって二面性があると思うんです。たとえばコンセプトに共感して行った店で食べた料理の味がしょっぱかったり、スタッフの対応が悪かったりする。そこで苦情を言いたい自分がいる。でも一方で、そういうコンセプトなら許せる、応援するという自分もいる。
昆 よく分かります。
川野 だから相手にちゃんと店の考えを伝えておくんです。その人に合わなければ選ばれないし。でも、分かってくれる人は叱咤激励してくれます。それで店も色々と変わりました。最初はビュッフェ形式にしていたんですが、熱いものは熱いままに、冷たいものは冷たいままに食べたいと注文してくるんです。土曜日もやってくれというので、始めたのに誰も来なかったり。とにかく客に言われるままに素直に色々と試したところ、段々と改善されて客単価も目標の4000円を越えてきた。
昆 じゃあ経営は上り調子?
川野 いえ、3年は赤字続きでしたね。だから、みなさんから頂いた1500万円はすぐになくなりました。それで生まれて初めて500万円の借金をしたんです。昨年からようやく黒字になりまして、といっても一桁ですけど(笑)。だから配当はできていない。それでも、みなさんが川野さんに好き放題させようって言ってくれる。定款で私に議決権の50%以上を持たせてくれているんです。決して商売はうまくないし、利益がうんと出ることも期待していない。でも彼女なら一生懸命にやるに違いないからと、応援してくれるんです。私としては、今に見とれ、配当してやると思っているんですけどね(笑)

「なみへい」のホームページを見ると、特集予定地域として山形県米沢市や青森県佐井村といった名前がずらりと並ぶ。訪れた日は北海道の礼文町と奥尻町、利尻富士町、利尻町だった。

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