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編集長インタビュー

全国のうまいものを集めて、東京から故郷おこしをしよう!



昆 市町村単位で食材を扱っていくんですか?
川野 自治体からの要望で、去年から県単位ではなく市町村単位で取り扱うことにしたんです。当初自治体から色々と要望があったんですね。「5万円出すから、うちのA5の肉を出してくれ」だとか。「送料はこちらで負担するから、この食材を扱ってくれ」だとか。この店を自治体が面白がってくれる。彼らは販路を求めているだけでなく、都会の人がこれをどう思うか聞きたいんですね。それから自分たちが作った野菜や果物を調理して食べてもらいたい、それで仲間づくりをしたいんです。そうしたことをできるようにしたのが、「アンテナショップ・レストラン」企画です。
料金は31万5000円。このプランでできることは5つあります。一つは1カ月間、地域の食材を使ったコース料理を提供する。あるいは3カ月間、特産品を店内で販売する。ほかにはレインボータウンFM79・2大江戸放送局「みさよのふるさと自慢味自慢!」に生出演したり。また、うちのホームページのトップで料理の写真をアップしますし、店内にポスターやチラシを貼って食材や観光PRに店を使ってもらいます。
昆 市町村から要望のあった郷土料理を、一カ月間ずっと出すんですか。
川野 当初は2週間ごとに変えていっていました。2年で47都道府県行く計算ですね。でも2週間ごとだと色々問題がある。たとえばあるお客さんが山口県の郷土料理を食べて感動し、来週友達を連れてきたら、秋田県に変わっていたりする。だから口コミにならない。それにこちらとしても料理を試作するのが大変。次々と変わるわけですから。それで4年目からは1カ月単位に延ばしました。
昆 やってみるから、別のものが見えてくるんですね。
川野 ええ。私は感動の3条件が大切だと思っています。一つ目は作っている人に感動する。二つ目はこの商品やこの作物に感動する。最後は地域全体がそこに向かって盛り上がっていることに感動する。
昆 なるほど、面白い。私がいま作ろうとしている「農村経営研究会」も意図するところは同じです。でも、なかなか三拍子そろうのは珍しい。農村ビジネスを始めても、補助金の麻薬中毒になったり地域でやっかみにあったりして、どんどん腐ってしまう。でも、団体職員にも思いのある人がいるんですよね。
川野 ある農業団体が全国大会を開催する時、自分たちが作った野菜を食べさせたいっていうんです。でも、その会場には調理場がないので、来場者には生でしか食べさせられない。うちにたどり着いて、ここに持ち込んで料理をふるまいたいという話がありました。だから一日店貸しをするんです。食材を持ってきてください、全部貸しますよって。

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