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紀平真理子のオランダ通信

フリースランドの酪農家訪問記(2)

オランダの2009年の飼料生産を調べると、牧草サイレージが511万4000t、デントコーンサイレージが389万3000t、干し草が21万8000t(いずれも乾燥状態での収穫高)と、15年前に比べ青刈りトウモロコシの収穫高が著しく上昇していた。これは、青刈りトウモロコシが高エネルギーでサイレージ適性を備えるとともに、風土に合って安定した収穫が見込めることから、70年ごろより作付面積が拡大しているためだ。11年の耕地面積は、青刈りトウモロコシが22万7800ha、牧草地が17万2300ha、アルファルファが6400haだった。
Haarsma農場も自家用に15haの青刈りトウモロコシ畑を保有している。4月に播種、9月末ごろに収穫して飼料にする。近隣には風力発電とトウモロコシを使ったバイオエネルギー事業に参入し、規模を拡大している酪農家もあるそうだが、同農場のDurkはあくまで本来の「必要な飼料を自分たちで作り、乳牛を育てる」というスタイルを貫きたいと話す。
同農場では、青刈りトウモロコシや牧草、大豆、ミネラルを配合した飼料と、CVR社(注:同国のアーネム市にあり、3000の酪農家からなる酪農家のための国際企業)のVeemanagerというシステムを使用した濃厚飼料で育成している。このシステムは、ネックレス(注:牛ごとに異なる濃厚飼料の必要量をあらかじめパソコンで入力する)をかけられた牛が給餌スペースに進むとその牛に必要な分だけの餌が供給されるもの。牛が食べた量を把握、管理でき、食欲がなければ早めに病気を疑うことも可能だ。

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