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あの機械この技術 私の取扱説明書

排水マスで水稲2俵増収を狙う!?/高松求(茨城県牛久市)

本誌にもたびたび登場していた茨城県牛久市女化地区の高松求氏。高松式排水マスで水稲増収を提案するべく、日々奮闘している。先人の知恵から、何を学び、今年の稲作に活かせるだろうか。
「ぜひ、排水マスの作り方を教えたいので、いらっしゃい」
茨城県に住む高松求さんから電話をいただいた。早速出かけてみたところ、納屋に排水マスの材料が用意してあった。これまでも本誌で紹介してきたが、高松さんの増収、高品質生産を目指す農業技術のアイディアは現在もなお、湧き出ている。
その中から今回紹介するのは、水田の水管理の話題である。いま、排水マスに注目しているのは、要になるプラウやレベラー、そして溝切機といった機械が普及したことを理由に挙げている。どのアイディアも現代の農業では、いずれの作業も機械化体系のなかで行なわれなければ意味がないという。例えば、プラウの長所は表面ではなく地下20cmあたりを均平にできる点である。実際に水が流れる領域が平らであることが前提になるからだ。次に溝切作業は乗用型やトラクター牽引型の溝切機が普及して作業への負担が大幅に軽くなった。これらが排水マスと組み合わされば、水田からの排水をコントロールできるようになるというわけだ。

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