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あの機械この技術 私の取扱説明書

海外仕様でタマネギの大量・安定供給を目指す

長崎県の諫早干拓地で大規模にタマネギを栽培する会社がある。収穫前の葉切機や乾燥施設や大型選別機に海外仕様を採用し、高効率の生産体制。目指す大規模低コスト栽培を支える技術を見てきた。 長崎県佐世保市・諫早市 アリアケファーム(株) 代表取締役 山本 栄 氏 設立:2005年9月 栽培面積:58ha(タマネギ43ha、ニンジン5.5ha、その他ニンニク、白ネギ、ショウガなど)
長崎県の諫早干拓地にタマネギを年間約2000tも生産する会社がある。「定価格・定品質・大量生産」を掲げる低コスト栽培はダイナミックで、他のタマネギ産地からの視察が絶えない。
その会社、アリアケファーム(株)はスープや出汁、ブイヨン、タレなどの天然調味料を生産するアリアケジャパン(株)の子会社である。天然調味料を製造する工程で排出される残渣物を堆肥化して、畑に還元する有機栽培を行なう目的で2005年に設立された。工場近くの佐世保市で始めた野菜生産は、平野の少ない同地区から08年に諫早市の中央干拓地に入植し、大規模な生産体制を確立することとなる。現在は諫早干拓地に支店を構え、栽培面積は約58haに及ぶ。そのうちの約8割に相当する43haでタマネギを生産している。

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