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【岡本信一の科学する農業】
将来、生き残るための農業生産の原則とは
- (有)アグゼス 代表取締役社長 岡本信一
- 第35回 2014年09月29日
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今回は日本の農業の未来はどうなり、農家が生き残るためには何をしなければならないのかを、真正面から考えてみたい。 まず、日本の農業がどのように変化していくのかを捉える必要があり、その中で今後の営農をどのようにしていくのかを考えるというのが重要である。
一般的に日本の農業の将来を語ろうとすると、農政の話題ばかりになりがちになる。交付金や補助金を活用している農家が多いこと、今後の農産物の輸入自由化などの問題にも頭を巡らせなければならないというのがその理由だろう。もちろん、農政との関わりは避けられない。貴重な営業外収入を確保するためにも農政がどこに向かおうとするのかを捉えることが重要であるのは間違いない。しかしながら、農政を個人の力で変えることはできないし、議論しても結論が出ない問題である。
したがって、農業経営者が頭を悩ますべきなのは、農政の変化に振り回されないで済むような足腰の強い経営を目指すことである。何を当たり前のことを述べているのかと思われた方も多いだろう。どんな状態になっても日本の農業がなくなるようなことにはならないが、ちょっとした変化で生き残れない農家は、続々と出てくる。
ある日突然もらえていたはずの補助金がもらえなくなったら、どうなるのか思い浮かべていただきたい。補助金に頼っていたとすれば、経営が非常に厳しくなり、コメの輸入自由化が日本の稲作を壊滅させるとよく言われるが、おそらく採算の悪いところから潰れていくはずだ。
生き残る経営と生き残ることができない経営があるということは、どのような状態でも、利益があるような経営にしなければならないということに尽きる。農政の変化や社会情勢の変化にも対応できるということが大事なのだ。これは農業経営にとって当たり前のことで、軽視されているだけである。
したがって、農業経営者が頭を悩ますべきなのは、農政の変化に振り回されないで済むような足腰の強い経営を目指すことである。何を当たり前のことを述べているのかと思われた方も多いだろう。どんな状態になっても日本の農業がなくなるようなことにはならないが、ちょっとした変化で生き残れない農家は、続々と出てくる。
ある日突然もらえていたはずの補助金がもらえなくなったら、どうなるのか思い浮かべていただきたい。補助金に頼っていたとすれば、経営が非常に厳しくなり、コメの輸入自由化が日本の稲作を壊滅させるとよく言われるが、おそらく採算の悪いところから潰れていくはずだ。
生き残る経営と生き残ることができない経営があるということは、どのような状態でも、利益があるような経営にしなければならないということに尽きる。農政の変化や社会情勢の変化にも対応できるということが大事なのだ。これは農業経営にとって当たり前のことで、軽視されているだけである。
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岡本信一 オカモトシンイチ
(有)アグゼス
代表取締役社長
1961年生まれ。日本大学文理学部心理学科卒業後、埼玉県、 北海道の農家にて農業研修。派米農業研修生として2年間アメ リカにて農業研修。種苗メーカー勤務後、1995年 農業コンサ ルタントとして独立。 1998年(有)アグセス設立代表取締役。農業 法人、農業関連メーカー、農産物流通企業、商社などの農業生 産のコンサルタントを国内外で行っている。講習会、研修会、現地 生産指導などは多数。無駄を省いたコスト削減を行ないつつ、効率の良い農業生産を目指している。 Blog:「あなたも農業コンサルタントになれる」 http://ameblo.jp/nougyoukonnsaru/
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