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【独断注目商品REVIEW】
薬剤散布用マルチコプター ザイオンAC940
- 編集部
- 2014年10月27日
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“空飛ぶロボット”の異名を持つマルチコプター。放射状に配置された回転翼によって飛行する無人航空機(UAV)のことである。産業用からホビー用まで大小さまざまな機種が出回っている。
回転翼の枚数により4枚ならクァッドコプター、6枚ならヘクサコプターと呼ばれ、いずれも回転翼とモーターとが直結したシンプルな機構で、機体が非常に軽い。従来のヘリコプターとは異なり、搭載しているジャイロセンサーの電子制御によって、機体は浮いているのだ。したがって機体が多少傾いても、飛行を継続できるという強みを持つ。
活躍するのはもちろん空の上だ。上空から撮影する空撮や火山活動の現場など人が侵入できないエリア等の調査など、利用用途は幅広い。先の御嶽山の噴火の際にもマルチコプターで撮影した画像を我われは目にしている。
上空で行なう作業によって、専用治具、さらには専用機が開発され、マルチコプターの市場は広がりを見せている。用途が広がった理由はいくつかある。まず、電子制御による安定した飛行は、飛行中に行なわれる作業精度を上げたこと。さらに、ラジコン操縦では限られる飛行ルートだが、マルチコプターなら、予め作成したプログラムに基づく自動飛行ができること。ジャイロセンサーのほか、搭載しているGPSや気圧計、地磁気センサーのデータを利用したコンピューター制御により正確に目的の作業を行なえるのだ。
普及が進み、機種のバリエーションが拡充されるなか、マルチコプターの設計・製造・販売をてがける(株)エンルートが農業向けの機種を発売した。「ザイオンAC940」だ。同機は圃場の薬剤散布専用のバッテリー式で、搭載する5の薬剤タンクは1回の飛行で0.6~0.7ha分に相当する。
電子制御による安定飛行
回転翼の枚数により4枚ならクァッドコプター、6枚ならヘクサコプターと呼ばれ、いずれも回転翼とモーターとが直結したシンプルな機構で、機体が非常に軽い。従来のヘリコプターとは異なり、搭載しているジャイロセンサーの電子制御によって、機体は浮いているのだ。したがって機体が多少傾いても、飛行を継続できるという強みを持つ。
活躍するのはもちろん空の上だ。上空から撮影する空撮や火山活動の現場など人が侵入できないエリア等の調査など、利用用途は幅広い。先の御嶽山の噴火の際にもマルチコプターで撮影した画像を我われは目にしている。
上空で行なう作業によって、専用治具、さらには専用機が開発され、マルチコプターの市場は広がりを見せている。用途が広がった理由はいくつかある。まず、電子制御による安定した飛行は、飛行中に行なわれる作業精度を上げたこと。さらに、ラジコン操縦では限られる飛行ルートだが、マルチコプターなら、予め作成したプログラムに基づく自動飛行ができること。ジャイロセンサーのほか、搭載しているGPSや気圧計、地磁気センサーのデータを利用したコンピューター制御により正確に目的の作業を行なえるのだ。
ヘリ散布に代わる小型機
普及が進み、機種のバリエーションが拡充されるなか、マルチコプターの設計・製造・販売をてがける(株)エンルートが農業向けの機種を発売した。「ザイオンAC940」だ。同機は圃場の薬剤散布専用のバッテリー式で、搭載する5の薬剤タンクは1回の飛行で0.6~0.7ha分に相当する。
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