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イベントレポート

日本モンサント 遺伝子組換え作物見学会

8月22日、日本モンサント2014年度遺伝子組換え作物見学会に参加した。
同社は例年夏季に遺伝子組換え作物を実際に栽培している圃場の見学会を開催しており、今年も7月25日から9月10日の期間に計16回の見学会を開催した。
見学地は日本モンサント河内研究農場(茨城県稲敷郡河内町)。トウモロコシ、ダイズ等について遺伝子組換え品種と従来品種を栽培しており、それぞれについて害虫の付き方、グリホサート除草剤を散布した場合とそうでない場合の違いがわかるようになっている。
トウモロコシは花粉の飛散を防止するため人工授粉で結実させ、雄穂は除去している。

正確な情報伝え個々が判断する

参加者には食品関連企業の社員も含まれるが、多くは一般の消費者としての立場での参加で、夏休み時期でもあり主婦と子という参加者も多い。
見学会では、最初に事務棟で遺伝子組換え作物が開発された経緯と現状についてスライドを使って説明を行い、その後圃場に出て実地に見学を行う。説明は小学生には難しい話題だったが、圃場見学では作物や害虫を興味深く観察する様子が見られた。
食品メーカー社員は「自社で扱い得るものについて理解しておく必要がある」と考えて参加したという。小学校教諭は「生徒に正確な情報を伝えなければいけない。その上でそれを選択するかどうかは生徒たちが判断すること」と語った。
日本モンサント広報部の内田健氏によれば「以前に比べると冷静に判断しようと考える方が増えた」という。
同社が日本国内で試験栽培を行う目的は、個々の遺伝子組換え品種の作物の輸入が認められるためで、現在日本国内向けに種苗として販売する計画はない。

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