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【独断注目商品REVIEW】
植溝内土壌散布機 TJS300/DP-SG(愛称:アミーゴ)
- 編集部
- 2015年01月14日
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そもそも黒あざ病に感染すると、通常より遅れて萌芽したり、ひどい株では萌芽した茎が壊死して欠株同然になる。生育中期では頂葉が巻き上がったり、さらに生育が進むと正常な株より早く茎葉が黄変するという症状が現れる。結果、ある程度、塊茎が肥大しても小さかったり、ストロンが短くて主茎のところに塊茎が密集したうえ、変形、あるいは培土からはみ出して緑化することがある。収穫時にはクズとして選別され、収入面に響いてくる。
そんな黒あざ病だが、生産現場ではこれまで種子消毒だけで対処してきた。というよりそれしか手段がなかった。しかしながら、黒あざ病は土壌病害であり、種子消毒では万全でなかったといえる。それが原因で黒あざ病が引き起こされていた実態も少なからずあっただろう。
この問題を重く見たジャガイモの原料調達会社であるカルビーポテトは2005年ごろ、シンジェンタ ジャパンに土壌由来の黒あざ病への対処法としてインファローという技術でSyngenta社のAmistarが使用されているとの情報を提供する。その後、シンジェンタ ジャパンで検討が始まり、公的試験研究機関での委託試験を経て、12年、アミスター20フロアブルが適用拡大でジャガイモの黒あざ病に対して植付時植溝内土壌散布(インファロー)で農薬登録を取得するに至った。そして、13年のシーズン前にやまびことシンジェンタ ジャパンが試験機を整え、それから2年間の現地試験を終えて実用化されたのが植溝内土壌散布機、TJS300/DP-SG(愛称:アミーゴ)ということになる。
そんな黒あざ病だが、生産現場ではこれまで種子消毒だけで対処してきた。というよりそれしか手段がなかった。しかしながら、黒あざ病は土壌病害であり、種子消毒では万全でなかったといえる。それが原因で黒あざ病が引き起こされていた実態も少なからずあっただろう。
この問題を重く見たジャガイモの原料調達会社であるカルビーポテトは2005年ごろ、シンジェンタ ジャパンに土壌由来の黒あざ病への対処法としてインファローという技術でSyngenta社のAmistarが使用されているとの情報を提供する。その後、シンジェンタ ジャパンで検討が始まり、公的試験研究機関での委託試験を経て、12年、アミスター20フロアブルが適用拡大でジャガイモの黒あざ病に対して植付時植溝内土壌散布(インファロー)で農薬登録を取得するに至った。そして、13年のシーズン前にやまびことシンジェンタ ジャパンが試験機を整え、それから2年間の現地試験を終えて実用化されたのが植溝内土壌散布機、TJS300/DP-SG(愛称:アミーゴ)ということになる。
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