ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

人生・農業リセット再出発

恐竜はなぜ滅んだのか?

あのKodakはこの世にない。電車で新聞や雑誌を読む人、腕時計をしている人が少なく なった。デジカメも時計も販売不振。ニュースも時刻も写真も進化し続けるスマホ一台で十分。海外都市でも老舗店が消えていく。店頭で商品を観て、Amazonで購入する時代に変わった。
石炭もガソリンも有限の化石燃料。産油国の深謀で価格高騰して世界経済を混乱させ、地球温暖化になった結果、CO2を排出しない電気自動車が市場に出てきた。電池で車輪駆動だから、排気、燃料タンクもエンジンもクラッチもギアチェンジも無いから、ブティックや美容院、電気店で販売する白物家電となっている。リチウムイオンの電気自動車が販売されているが、充電で走行距離が200kmとして帰路のことを考えると100km走行が限度となる。暖房はガソリン自動車だとエンジン動力と熱を利用できたが、エアコンは電池の大消費となる。高速道路で渋滞、雪の夜で動かないとどうなるか。照明、ワイパー、暖房……と電力残量計はどんどん下がる。不安が残るが、充電施設のインフラが整ってくると電気自動車は救世主になる。災害停電時は家庭に供給できる電源にもなる。ハイブリッド技術の進化で燃費は日々向上し、ガソリンスタンドが次々に消えている。近い将来は給油所をネットで検索しながら右往左往することになり、エンジン爆音の暴走族は過去の語り草になる。
理科の実験で水の電気分解がある。H2O(水)に電流を通すと水素(H)と酸素(O2)に分解する。とすればその逆をやって、水素と酸素を結合させると、“電気+水”が発生する理屈になる。これを実用化したのがトヨタやホンダの最先端技術である。燃料電池車・FCV(fuel cell vehicle)。3分間の水素充填で700km走行可能。生物が呼吸している酸素は大気中に20%もある。その空気に水素を結合させると、電気と水が発生してそれは電気自動車になる! できたての水は真水。夢みたいな理屈だが、日本政府もエネルギー基本計画として世界最先端で推進している。水素は宇宙で最も普遍的な存在物質である。水素が自在に供給できる準備ができれば、車両に限らず、この動力機械を家庭にも配置できる。
家庭発電と真水の供給が24時間、無料で可能になるのである。水素は余剰電力で水を再び電気分解してその場で製造すれば、それはもう永久動力源となる。将来は、電柱や電線が姿を消し、水道配管も無くなり、過去の遺跡となるだろう。

関連記事

powered by weblio