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特集

育苗用被服資材あれこれ 水稲編

「苗半作」といわれるように苗のよしあしは収量に大きく影響する。育苗技術は水稲栽培記述のなかでも大きなウエイトを占めており、各地で地域の気候風土に合った技術の研究が続けられている。水稲育苗用の被覆資材は従来からさまざまな商品が開発・発売されているが、近年では寒冷地でも発芽器や加温ヒーターを使わずに健全な苗をつくることができる高性能の被覆資材が広く普及してきており、育苗作業の省力・低コスト化に貢献している。一方で不耕起あるいは半不耕起用移植機などの開発も進んでおり、それぞれの作業目的に合った苗を得るためにも、また、地域の気候環境に合った育苗を行なうためにも、各種被覆資材に対する幅広い商品知識が要求される。ここでは便宜上、おもにトンネルあるいはベタがけで使用される「育苗用フィルム」、ポリエチレンを発泡させた保温性のよい「発泡シート」、通気性にすぐれる「不織布」、異種2枚の被覆材を組み合わせた「複合タイプ」、おもに遮光などの目的で使用される「寒冷紗」、そして育苗ハウスの外張り用「農ビ」に分類し、それぞれについていくつかの商品を簡単に紹介する。
育苗用フィルム


 基本的な機能である「保温」性以外に、換気作業・温度管理の簡便さなど各商品ごとにそれぞれの工夫がなされており、「遮光」性においては太陽光線の波長を選択して苗に有益な光だけをとおすというものも商品化されている。

【[81]ポリヤール】
東京戸張(株)

【[82]ジャンボ有孔】
辻野プラスチックス工業(株)

【[83]シルバーポリトウ】
東罐興産(株)

【[84]ホカホカマット】
太洋興業(株)

【[85]ピアレスフィルム】
日本ピアレス工業(株)

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