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【編集長インタビュー】
国と民間の新しい協力体制が、ボーダーレスな流通を可能にする
- 宮崎県産業経済部 食産業・商業振興課 食産業振興専門監 三輪宏子
- 第18回 2006年02月01日
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「よそ者」「非・専門家」であることの大切さ
昆 古いパラダイムの中にいては、新しい改革は行えない。1970年代から社会は欠乏ではなく過剰の時代になり、消費が生産をリードする時代になっているのに、なかなかそこに対応できていない中、三輪さんは極めて刺激的で面白い役割を果たしているように思います。それは三輪さんが宮城県からしても、行政からしても、農業や食品メーカーからも、いい意味で「よそ者」だったからかも知れませんね。
三輪 私の持論の一つは「(自称)専門家になるな」ということなんです。専門家になって周りが見えなくなるケースが結構あると思います。自分は物を作るだけでいい、物を右から左に流していればいい、では現実が見えなくなるし、物も情報もきちんと伝わりません。それが業界同士を分断した要因だと思います。大切なのはボーダーを設けず、大局的に物を見ることだと思います。それなのに、依然として「三輪さんもこれで宮城県に骨を埋めていただくことが決まってありがたい」とボーダーを設けるようなことを言われるんですけどね(笑)。
(まとめ 田中真知)
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三輪宏子
宮崎県産業経済部 食産業・商業振興課
食産業振興専門監
(株)西武百貨店、三菱商事(株)、すかいらーくグループ、伊藤忠商事(株)で、商品開発や産地開拓等に携わり、2003年7月より宮城県庁に就任。
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